ASHWAGANDHA
アシュワガンダ(インド人参)


ストレスで弱った体に
アーユルベーダ医学の強力強壮剤はいかがですか?

概要

 近ごろアメリカでは、"Adaptogen(アダプトゲン)"という言葉がたびたび使われています。このアダプトゲンを日本語に訳すと「強壮薬」になり、古来から日本で使われている「滋養強壮」をもたらす、薬品・食品のことを指します。
 日本を始めとする東アジア諸国では、この「強壮」には「朝鮮人参」という薬草がよく使われていました。これがアメリカに渡り、「アダプトゲン」という言葉とともに、「強壮」作用を持つこのような薬草が急激に広まりました。
 欧米でこの「アダプトゲン」が持てはやされるようになったのは、おそらく、情報化社会による、ストレスの増大のためであると考えられます。もちろん、情報化社会の波は日本にも押し寄せられており、様々な問題がクローズアップされています。欧米ではこの「ストレス」に打ち勝つために、様々な探求がなされました。その探求のうち、食品分野で注目されたのが「アダプトゲン」なのです。
 アシュワガンダは、異名「インド人参」と呼ばれるとおり、「強壮」作用を持つアダプトゲン薬草(ハーブ)の一種です。このハーブはインドの伝統医学「アーユルベーダ」によって、紀元前千年頃から知られています。
 ここで登場する「アーユルベーダ」医学は、心と体を一つのものと考えるため、ストレスなどの「心の病」も考慮した心身医学を基本とし、また、他の医学では見られなかった健康増進などを扱う「予防医学」という見地も持っています。これら「アーユルベーダ医学」の特色は、これまで病気として扱われなかった「精神的」かつ「前病気的」疾病を改善するという、これまでにない医学で欧米人を魅了しているのです。
 実際、アシュワガンダには「ストレスの影響」を軽減する働きがあると報告されています。そこから、体調を改善し、心地よい生活を送れるようになるのです。またアーユルベーダ医学では、このハーブは「若返り薬」や「回春強壮薬」とも呼ばれているほど、アーユルベーダの薬草の中でトップレベルにあります。
 このような、精神面と肉体面をサポートするアーユルベータハーブ「アシュワガンダ」は、現代社会に福音をもたらす食品とも言えるでしょう。

 

有効成分

アルカロイド類:
 「アルカロイド」と一言で言うと、あまり聞こえがよくありません。なぜなら、植物由来のアルカロイドには「アヘン」や「モルヒネ」、「コカイン」などがあり、これらの化学物質は植物毒と呼ばれ、あまりにも有名だからです。しかしアルカロイドというのは、毒物だけではありません。有効な効果を持つため、医薬品や機能性食品に応用されているものも有ります。
 アシュワガンダ由来のアルカロイドは、興奮しすぎた神経を静めてリラックスさせる効果があります。ある実験では、ハツカネズミに水によってストレスを与え続けたところ、アシュワガンダを与えたグループは、与えないグループよりも、神経性潰瘍の割合が低くなったとの報告もあります。また、古くから「催眠作用」を持つハーブとして使われてきたのも、これら有効的なアルカロイドのためであると考えられています。
 なお、アシュワガンダにあるアルカロイドの内で最も多いのは、「ウィザニン」と呼ばれるもので、全アルカロイドの約40%を占めています。

ウィザノライド類:
 これもアシュワガンダに含まれる物質で、ガンなどの腫瘍を抑えるのではないかと研究されています。これが実際の医療に活用できれば、放射線や抗ガン剤など、副作用の高い化学療法に代わるものとして、研究者達より注目されている成分です。現在、培養したガン細胞やネズミを使った研究により、その効果が検証されています。

その他の成分:
 アシュワガンダには古くから、「強力な若返り薬」や「強壮剤」「催淫剤」「催眠剤」などとして、民間的に使われてきました。
 「若返り」や「強壮作用」は、アシュワガンダに含まれる物質が、活性酸素を抑えるSODなどの酵素を活性化するため、起こるのではないかと研究されています。また、その他の効果についても、多くの研究者が注目し、研究しています。

 

製法

アシュワガンダの根を収穫

洗浄
 ↓
乾燥
 ↓
粉砕
 ↓
エタノール水溶液で抽出
 ↓
不溶物をろ過
 ↓
減圧しながら濃縮

乾燥後、再粉砕
 ↓
包装

 

安全性

副作用に対する報告は、有りません。
また、ネズミに対する急性毒性(LD50)は、1,076mg/kgと報告されています。

 

性状と特性

特有な臭いを持つ、吸湿性の高い薄茶色の粉末

 

一日の摂取量の目安

当エキス末で、一日に600mgずつ(300mg×2回など)です。
水、またはお湯と共にお召し上がるのが最適です。

 

アシュワガンダのいろいろ

分類:ナス科ウィザニア(アシュワガンダ)属
学名:Withania comnifera Dunal.
俗名:インド現地語;Ashwagandha(ベンガル語、梵語)、Asgund(ヒンディー語、   マラーティー語)など
   アラビア語;- Kakanaje - Hindi-Persian - Kaknaji - Hindi
   英語;Ashwagandha、Winter cherry(冬桜)

 アシュワガンダは、インドを中心に、乾燥地方、亜熱帯地方に広く分布しています。この植物は、ジャガイモに似ていますが、それよりも大きく、茎は直立しています。小さい花を付け、その色は緑色または黄色をしています。
 アーユルベーダ医学では、紀元前1000年頃に「Vitalizers」という名ですでに紹介されおり、このエキス粉末のように、根を薬用として使われてきました。野生種のものもありますが、そのほとんどは計画的に栽培されています。雨期の始まる前(六月から七月)にかけて種がまかれ、翌年一月に収穫されます。栽培自体は、簡単なもので、ほとんど手がかかることはありません。しかし、このことはアシュワガンダそのものの強さ意味し、その強さがアシュワガンダを食する私たちに素晴らしい効果を与えるものと考えられます。
 アーユルベーダ医学では、「回春強壮薬」または「強力な若返り薬」という意味の「rasayana」という言葉があります。通常、「rasayana」は幾つかのハーブを組み合わせて作られる特殊なもので、そうしない限り、様々な効果を必要とする「強力な若返り」効果が得られないからです。しかし、アシュワガンダはそれ単体で「rasayana」の役目を果たす、特殊なハーブとして認識されているのです。これは、アシュワガンダの有効成分が豊富で、かつ効果的であることを意味します。
 このように豊富な力を持つアシュワガンダは、インドで民間医療ハーブとして長い間使われてきました。しかし、近年になり、多くの科学者がこの素晴らしい効果に注目し、今なお、その研究成果が発表され続けています。

 

アシュワガンダエキスパウダー製品規格書
原材料名: アシュワガンダ(Withania Somnifera、ナス科ウィザニア属)の根
規格:
 アルカロイド類
 Withanolides

1.0%以上
1.5%以上
性状:
 外観
 
 乾燥減量(水分)

特有な臭いを持つ吸湿性の高い薄茶色の粉末
5.0%以下
可溶性:
 水に対する
 アルコールに対する
 灰分
 重金属
 鉛
 かさ密度
 メッシュサイズ

70.0%以上
65.0%以上
10.0%以上
20ppm以下
10ppm以下
0.60〜0.90g/ml
40〜80メッシュ
微生物:
 総菌数
 真菌類
 大腸菌
 サルモネラ菌
 黄色ブドウ球菌
 シュードモナス菌

10,000cfu/g以下
1,000cfu/g以下
陰性
陰性
陰性
陰性

 

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