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概要 |
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更年期障害は、女性だけの問題ではありません。実はこれと似た時期に起こる「前立腺肥大症」という名の、男性の更年期障害ともいえる病気があります。
50歳以上の男性の2割、そして70歳代では9割もの人が前立腺肥大症になっているそうです。この症状は生殖器の一つである前立腺が異常に発育し、その近くを通る尿道を圧迫した結果、夜間頻尿・残尿感などの排尿障害が起こります。「年をとるとトイレが近くなる」という現象は、男性に限って言えばこの病気が一つの原因なのです。これが元で、寝不足やストレスで体調を崩してしまい、膀胱炎、腎臓病などの大きな病気にかかる危険性をはらんでいます。
中高齢男性の国民病ともいえる前立腺肥大症は、男性ホルモンから生じるジヒドロテストステロン(DHT)という物質の増加のために起こります。これは比較的、人生に積極的な人に起こりやすいといわれています。このノコギリヤシエキスは、前立腺肥大症の原因物質のDHTの増加を防ぎ、その結果、排尿阻害の緩和・防止に効果をもたらします。また、副作用の発生がきわめて低いことも、このエキスの特徴の一つです。
前立腺肥大症は、悪性になると内視鏡で手術しなければなりません。ヨーロッパでは「植物性のカテーテル(導尿管)」と呼ばれているノコギリヤシエキスは、そのような煩わしさから解放され、積極的ですっきりした生活を送ることができる商品と考えられます。
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有効成分 |
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オクタコサノール、β-シトステロール
前立腺肥大症は、ジヒドロテストステロン(DHT)が前立腺にたまり、肥大した結果、起こります。前立腺は20〜30歳代に成熟して完全な形になるのですが、40〜50歳代になると生殖機能を維持しようと、再び発育します。このとき前立腺はこのホルモンを積極的に取り込むため、熟年期にはこの症状が起こりやすいのです(次ページ参照)。
原因物質であるDHTは、男性ホルモンの親玉であるテストステロンから酵素作用によって生じます。このノコギリヤシエキスの有効成分は、この酵素、5-α-リダクターゼの働きを阻害し、DHTの生成を押さえることで前立腺肥大を防ぎます。また、このDHTは前頭部ハゲを進める働きもあるので、この防止にもノコギリヤシエキスは効果があります。
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製法 |
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ノコギリヤシ果実を乾燥させ、粉末にします。これに液体化二酸化炭素を加え、規定値(脂肪酸含有量95%)になるまで、抽出します。これは、超臨界抽出法といい、エタノールなどの溶媒が残らない利点があります。この後、二酸化炭素を蒸発させ、残った液体が製品となります。
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安全性 |
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急性毒性 LD50値:50g/kg以上(ラット経口による)
成人男性(60kg)に換算すると3kg以上になります。
ただし、食べ過ぎるとおなかが緩くなることがあります。
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外観と特性 |
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性状:黄色透明な液体、ただし20℃以下では濁りが生じることもあります
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歴史 |
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ノコギリヤシはアメリカ南東部、特にフロリダで見られ、小型の椰子に似た実を付けます。アメリカインディアンはこの種子や果実をつぶして、滋養強壮剤として使っていたそうです。また、ヨーロッパでも、古くから「植物性のカテーテル(導尿管)」と言われ、その利尿作用が知られていました。
このような風習に注目し、このノコギリヤシ果実のエキスが前立腺肥大に効果があることを調べたのは、フランスのシャンポール博士達でした。彼らは何人かの前立腺肥大症患者にノコギリヤシエキスを飲ませ、症状が改善されたことを報告しました。この報告は、後にアメリカのマーシー博士によって確認されています。
この後、多くの研究者達によりそのメカニズムが解明され、現在では、フランス・ドイツ・イタリア・ノルウェー・スウェーデンなどで、医薬品として認められています。
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ソーパルメットエキス(リキッド)製品規格書 |
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特性 |
緑からオレンジがかった黄色の透明の液体
ただし20℃以下の時濁りを示す |
含有成分
脂肪酸
脂肪アルコール類
全ステロール類
βシトステロール |
85.0〜95.0%
0.15〜0.30%
0.20〜0.40%
0.10〜0.30% |
物性
不けん化物
相対密度
20℃での屈折率
ヨウ素化
けん化価
過酸化物価 |
1.80〜3.50%
0.850〜0.950
1.400〜1.500
45.0〜55.0
215.0〜245.0
5.0以下 |
微生物検査
総菌数
真菌数
エンテロバクテリア
大腸菌
シュードモナス菌(腐敗菌の一種
サルモネラ菌
黄色ブドウ球菌
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10,000germs/g以下
100germs/g以下
100germs/g以下
陰性
陰性
陰性
陰性 |
FAQ |
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- ノコギリヤシエキスは安全なのでしょうか?
ノコギリヤシエキスの効果は穏やかで、副作用も報告されていません。これは、他の治療薬と比べ、とても安全な点です。また、他の薬と同時に飲んでも副作用はないと言われています。すなわち、前立腺肥大症の治療薬や他の薬と併用しても問題ありません。
ただし、薬によっては特別な効果をもつものもありますので、医師や薬剤師にご確認とることをお勧めします。
- ノコギリヤシエキスをとって、胃がムカムカすると訊いたのですが?
ノコギリヤシエキスは、他の化学的に合成された薬品とは異なり、天然由来で安全性は高くなっています。しかし人によってはそれを飲んだ後、胃に違和感を感じる人もいます。これは胃粘膜の感受性が高く、過敏に反応したためです。その場合、食事の直後にとることをお勧めします。胃の中の食物が胃の粘膜を保護し、このような不快感を防ぐことができます。
- 女性の夜間頻尿にも効果がありますか?
残念ながら、効果はありません。ノコギリヤシエキスは、ジヒドロテストステロンの生合成を阻害し、男性の前立腺の肥大化を防ぎます。この結果、夜間頻尿などの排尿障害を改善するのです。この前立腺は男性しかありませんので、女性の夜間頻尿の解消には、お勧めできません。
- 効果は、どのくらいで現れますか?
排尿障害改善の効果は、前立腺がある程度小さくならないと目に見えて現れません。すなわち、前立腺肥大の度合いによって変わってきます。
症状がかなり進行した人
(例えば力まないと尿がでない、トイレまで間に合わない、など)では、約4ヶ月かかると言われています。しかし、普通の症状では、早くて1〜2週間、多くとも3ヶ月後には効果が見られると言われています。
- 症状がなくなっても、食べ続ける必要があるのですか?
症状がなくなったとしても、急にやめるとまた肥大化するおそれがあります。よって、急に食べることを止めず、様子を見ながら量を減らしていってください。最終的には体質そのものが改善されていますので、止めても問題ありません。これが他の健康食品と異なる、ノコギリヤシエキスの特徴のひとつです。
- 一日にどのくらい食べたらよいですか?
基本的に食品なので、決まった摂取量はありません。ただし医学的臨床試験では、一日に320mg分エキスを食べて、効果があったとの報告があります。
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