GOTU COLA
ゴツコラ

概要

 ゴツコラはセリ科の植物で、アフリカやインドから東南アジアにかけての広い地域に分布しています。この植物は、このような広い地域で「滋養のある食品」か「価値のある薬」として、様々な状況に使われてきました。ゴツコラを食べて75歳も生きた象や、256歳まで生きた伝説の中国の薬草研究者など、この植物に関する逸話は長寿に関わるものが多くあります。
 実際にこの植物に関しては多くの研究がなされており、欧米では一時期、「頭の良くなるハーブ」として注目を浴びていました。しかし、「皮膚の治癒」に関する研究によると、ゴツコラはコラーゲンとヒアルロン酸の生成に関わっているため、こちらの点でも注目されています。

 

有効成分

トリテルペン類(Triterpenes)
  1. 皮膚や爪の改善
     ゴツコラに含まれているトリテルペン類の一種、アシアチコシド(Asiaticosides)が、健康な皮膚に必要な、脂質およびタンパク質の合成を刺激すると報告されています。ゴツコラが元々、傷を治す薬草であるといわれていたのはこの成分のためです。人間の体内には、造血や脂肪の貯蔵、免疫反応を司る細網内皮系という組織があるのですが、ゴツコラの有効成分のアシアチコシドは、これを刺激し、速やかな新陳代謝を行うのではないかと考えられています。
     また、このような働きから、コラーゲンやヒアルロン酸の合成、毛髪・爪の発育に効果があると考えられています。特に、コラーゲンやヒアルロン酸は、皮膚や軟骨などの状態を良く保つ働きがあるため、美容効果に対しても期待が持てます。
  2. 記憶力や集中力の向上
     上記のようにコラーゲンやヒアルロン酸の合成を活発にするため、静脈や毛細血管が強くなり、血行良化につながります。また、神経系を正常に作用させるビタミンB群も多く含まれているので、脳や神経の隅々に十分な栄養素が流れるため、記憶力や集中力の向上が見られます。
     一方、マウスを使って研究したところ、鎮静作用や抗うつ効果がみられました。このため、抗ストレス力の向上効果なども考えられています。

 

製法

ゴツコラを収穫する

洗浄

乾燥

粉砕

エタノール水溶液で抽出

規格どおりに濃縮

マルトデキストリンを加える

スプレードライにより、乾燥・粉末化

包装

 

安全性

副作用の報告は、現在のところありません。地域によっては、サラダのように日常的な食品として扱われているところもあります。
ただし、大量摂取すると、めまいやアレルギーなどの症状が現れることもあります。

 

性状と特性

独特な味と香りを持つ、茶色の粉末

 

一日の摂取量の目安
当エキスパウダーで200〜400mgお召し上がりください。(生葉で2〜4g程度です。当エキスパウダーは10倍濃縮物ですので、前記の通りとなります。)

 

ゴツコラのいろいろ

分類:セリ科ツボクサ属
学名:Centella asiatica
俗名:英語 Gotu Kola、Indian Pennywort
   和名 ツボクサ

 水辺や湿地、山野の道ばたや広場に生える、草丈が50cm程の小形の多年草です。根の付いた匍匐茎を持ち、直径4cm程度の扇形の葉と、夏には小さな白い花を付けます。
 中国から熱帯域のインド、東南アジア、アフリカに渡って広く分布しています。日本にも自生しており、本州の関東地方から西側、四国、九州にわたっています。
 マレーやインドネシアでは野菜の代用として、サラダとして食べられます。東洋では長寿のハーブとして精神力を高める役割があると西洋に紹介されたため、「脳の食べ物」として注目を浴びています。また東南アジア方面では、葉をもんで傷口や皮膚のただれに貼ったり、下痢の薬として用いられることもあります。
 近代的には、1880年代にフランスで最初に医薬品として認定されました。その後、様々な国で、肌に関する薬として認定されていきました。

 

ゴツコラエキスパウダー製品規格書
原材料名 ゴツコラ(Centella asiatica、セリ科ツボクサ属)の葉
規格
 Triterpenes(トリテルペン類)

10.0%以上
性状
 外観
 乾燥減量(水分)
 灰分
 重金属
 濃縮度
 メッシュサイズ
 抽出溶媒
 かさ密度
 溶解性

独特の味と香を持つ茶色の粉末
6.0%以下
3.0%以下
20ppm以下
10倍濃縮
80メッシュ
エタノール水溶液
0.50〜1.0g/ml
お湯に可溶
微生物検査
 一般生菌数
 真菌類
 大腸菌
 サルモネラ菌

1,000 CFU/g以下
100 CFU/g以下
陰性
陰性
成分表
 ゴツコラエキス
 マルトデキストリン(DE値10〜20%)

 


90.0%以上
10.0%以上

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