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MACA --マカ
更年期障害・精力増進など
アンデスの贈り物でホルモンバランスを回復
 
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概要

 世の中には様々な滋養強壮食品があります。古くからの風習である地方だけで食べられていたものがある人の目に留まり、研究と努力を重ねて、それらは製品化されています。しかし、世界は広く、まだ人々に知られていないものは沢山あります。
 今、この中で注目を集めているのが、ペルー原産のマカ(Maca)です。これはニンジンやセロリ、カラシと同じアブラナ科の植物で、食用になるのはカブによく似た独楽(こま)型の根の部分です。これには上質な植物性タンパク質や炭水化物、脂質、ビタミン類、ミネラル類が豊富に含まれています。この中でもステロイドと呼ばれる脂質の一部や、ミネラルの一つの亜鉛が精力回復や更年期障害、生理不順にとても効果があるといわれています。ペルーのフジモリ大統領からも「ペルーの代表的作物」として、このマカは勧められているのです。
 またマカは「ナチュラルバイアグラ」との声もあり、その点でも世界から注目されています。しかし化学合成薬のバイアグラと異なり、天然由来のものですから、副作用の心配はありません。その上、男性だけではなく女性にも効果があるので、バイアグラの倍以上の効き目があるといえるでしょう。

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有効成分

  1. ステロイド類
     ステロイド類とは脂質の一種で、ある化学構造を持った物質の一群です。その中には人間の生理作用に欠かせない物質もたくさんあります。これは様々な食品に含まれていますが、マカに含まれるステロイド類は人間の性ホルモンによく似ています。これが元となってホルモンバランスを整え、女性の生理不順や更年期障害、不妊症、男性の精力回復に効果があるのではないかと考えられています。
  2. 亜鉛
     ミネラルの一種で、他のミネラルに比べて、多く人体に存在します。これは近年、「セックスミネラル」とも呼ばれ、性機能に深い関わりがあるのではないかと言われています。また、人間の免疫機能を高めて病気にかかりにくくしたり、味覚障害の改善などにも効果があるそうです。
  3. その他の微量成分
     その他の成分として、アルカロイドやデキストリンなどが挙げられます。これはこストレスを解消し血流を活発にする効果があると報告されており、そのメカニズムは現在研究中です。またカルシウムも多く含んでおり、これと性ホルモンの組み合わせは、骨粗鬆症に効果があると言われています。

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製法

マカを収穫する

水で洗浄

約1ヶ月間、野外で乾燥させる
↓アンデス高地の標高約4,000mの地点で行うため、天然のフリーズドライとなる。
根や茎を取り除く

1%の食塩水で洗浄

太陽光で1日間乾燥

250〜300℃条件の超高温短時間殺菌処理

包装し、出荷する

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安全性

急性毒性 LD50:15g/kg以上(マウス経口による)
     成人男性(60kg)に換算して、900g以上です。
また、副作用に関する記述、報告はありません。

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外観と特性

性状:特有の香りを持つ、クリーム色の粉末

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作物としてのマカ


壮大なアンデスのマカ畑(標高4,000〜5,000メートル)

  1. マカとは? 
    学名:Lepidium meyenii Walp
     ペルーでは広くマカと呼ばれているこの植物は、1970年の記録で約100種類あり、そのうち11種がペルーに生息しています。そのうちの1種が食用として栽培されています。
    語源的にはギリシャ語の小さな鱗片という意味の”Lepidion”から来ています。
     植物学上の位置づけは、次の通りです。
    門:Angiospermae(被子植物)
    綱:Dicotiledoneae(双子葉植物)
    準綱:Archichlamydeae
      目:Rhoedales
      科:Cruciferas
      属:Lepidium
      種:Lepidium meyenii Walp
      俗名:Maca, macamaca, maino, ayak chichira, ayak willku


    A:マカ全体,B/C:球根部の断面,D:乾燥した球根部,E:蕾,F/G,マカの実と種
  2. マカの栽培
     マカは、レピディウム属の植物のうちアンデスで唯一、栽培されているものです。アンデス圏に生えているその他のレピディウム属の植物は野生で、多くの場合、他作物の間の雑草になっています。マカという植物は、直根と杯軸が地面下でカブ様の根茎を作り、これが食用になります。この食用部の色はジャガイモのような薄クリーム色で、かすかに甘い味がします。
     栽培植物としてのマカは、標高4,000〜5,000メートル地点という、想像を絶する農地でしか栽培できません。しかも、亜鉛をはじめとするミネラルが豊富な土地でなければ、健康食品として効能のあるマカを栽培することはできないのです。実際にこの条件を満たす土地は、アンデス山中に限られます。この地方は、一年を通して平均気温が7℃を越えることはなく、夜間の気温は-10℃まで下がります。このような条件では、マカ以外の作物では小粒の苦いジャガイモを作るのがやっとなのです。
     マカの種まきは9月から10月にかけての雨期の始めに行われます。マカは、土中の栄養分を大量に吸収するため、土壌を疲労させ、一度使った畑はしばらくは使えないとまで言われるほどです。通常、2回以上同じところで栽培するとその土地は使いものにならなくなり、また、収穫物も栄養が欠乏した不良品のマカになってしまいます。ですので、一度使用した土地は10年近く休ませ、土地の栄養が回復してから再び畑になります。
     従って、十分栄養のある土地を選び、しっかり耕した後、十分なグアノ(鳥糞肥料)をまきます。マカの種は1ミリほどの細かいなもので、農民達は手作業で蒔いていきます。ちょうど、ミレーの「種まく人」を想像していただくとよろしいでしょう。その後、羊達を畑の上に歩かせて種を地中に埋めます。これで、種まきは終わりです。
     この後、収穫までさしたる作業はありません。厳しい気候ですから雑草は生えてきません。またマカは非常に強い作物なので、病害虫対策も必要ないですから、農薬に頼る必要もありません。これも、マカが健康食品として最適であることを裏付けています。
     その約半年後、5月から6月にかけての乾期の始めに収穫を行います。球根部を掘り出し、洗って乾燥させます。これをもとに、商品を作るのです。
     農村では、このマカを甘く煮てお菓子にしたり、またシチューなどに入れて料理して食べます。さらに、このマカを穀物の代わりとして主食にしている地方もあります。

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歴史

 マカは、インカ帝国の栄えた南米で、約千年以上も前から食用として栽培されています。スペインがインカに侵略したとき、インカ人はほとんど菜食主義でありながら、屈強の戦士であったと当時の記録は伝えています。これはおそらく、タンパク質などの栄養が豊富なマカを食べたからではないかと考えられています。しかし、このマカはスペインの侵略も支えたようです。彼らの馬が標高数千メートルというアンデス山地の過酷な環境に順応したのも、馬にマカを与えていたからだと伝えられています。
 このインカ帝国が滅亡した後、マカは人々から忘れ去られていました。この作物は、経験的にこの効果を知る人達だけによって、細々と利用されていたのです。しかし近年になって、不妊症に悩むある女性がこのマカを食べたところ、3ヶ月程度で妊娠したという報告がありました。それに注目したペルーのモレーノ博士が本格的な研究を始め、1983年に学会で発表したところ、全世界に反響を呼ぶ結果となりました。それからペルーではこの栽培に力を入れるようになり、現在ではペルーの代表的輸出作物の一つになったのです。


インカ時代の畑作の様子(17世紀、Guaman Poma 画)

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マカパウダー製品規格書

成分表  
タンパク質  10.2%
糖質 77.8%
主なものに果糖、麦芽糖が含まれています。
脂質 0.8%
水分 6.7%
灰分 4.5%
以下微量成分(100g中の含有量)
ナトリウム 12.4mg
リン 308mg
11.9mg
カルシウム 282mg
亜鉛 2.21mg
重金属(Pbとして)

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2.4ppm

FAQ

  1. マカはどのような人に効果があるのですか?
     マカは、ミネラル・ビタミンなどの栄養が豊富な「栄養補助食品」です。よって、老若男女問わず、すべての人にお勧めできる食品です。また添加物もなく副作用もない安全な天然食品ですから、どんな人も安心して食べることができますが、次のような方には特に効果的であるとされています。
    1) 更年期障害で悩んでいる女性、更年期障害を予防したい女性
    2) ストレスや疲労などで、食欲や精力が減退している方
    3) 生理不順や生理痛、不妊症に悩んでいる女性
    4) 風邪をひきやすい、アレルギー疾患など、体質を改善したい方
     更年期障害と生理不順の改善に関しては、マカが民間薬として女性の生理周期を整え、生理痛などを緩和する効果があると、以前から経験的に知られていました。また、マカを一定期間食べた不妊症の女性が、妊娠したという実例も報告されています。
     この他にも、
    5) 冷え性(冷え性からくる頻尿)
    6) 筋肉痛、肩こり、腰痛
    7) 性的不能症
    8) 貧血
    9) 便秘
    10)脱毛症
    11)前立腺肥大症
    12)骨粗鬆症
    などは、マカを食べたことで症状が緩和されたという報告があります。これらは、マカに含まれるミネラル類が免疫機能全体を活性化した結果、このような効果が多岐にわたって現れたものと考えられています。
     この他にも、青少年の心身症・情緒不安、呼吸器系の疾患、リューマチ、高血圧、貧血・栄養失調、ホルモンのアンバランスなどは、マカの薬事効果で解消できるのではないかと、研究されています。
     このようにマカは様々な効能が報告・研究されていますが、なによりも優れた強壮剤として「心身に活力を与え元気を回復させる」という点が高く評価されています。これは、食べ始めてすぐに実感として確認できることです。
  2. どのくらいで効果が現れますか?
     早い人は即日、遅くとも数週間のうちに効果が現れるとの報告があります。ただし薬品とは異なりますので、少なくとも1ヶ月は続けていけば効果は確実に現れるでしょう。
  3. 更年期障害に、マカはどのように効くのですか?
     早い人では35歳頃から、更年期障害の症状は見られます。個人差はありますが、主なものとして、のぼせ・発汗・高血圧・腰痛・関節痛・いらいら感・不眠症・生理不順など、その症状は様々です。ただ、いわゆる病気としての認識がないので、家族からは理解が得られないという辛い面もあります。
     このマカを、閉経期以前から食べていただくと、更年期障害を予防することができます。また更年期障害自体にも効果があり、先程述べた様々な症状を軽減するという報告もあります。早い場合は1週間で、通常は1ヶ月程度で諸症状が軽減されます。これは、マカに含まれるいろいろな栄養分、特に性ホルモンと関わるステロイド類が乱れたホルモンバランスを修正するためと考えられています。これはもちろん、若い女性の生理不順、月経困難症も大幅に軽減します。
  4. マカは、どのようにして食べたらよいですか?
     製品のマカは天然成分だけの自然食品です。副作用の報告はありませんが、効果的に食するには、次の量を目安にするとよいと言われています。
    1)健康維持のために飲まれる場合は、一日一回、1g程度のマカを食べることをお勧めします。ミルクやコーヒーと一緒に飲んでも、問題ありません。
    2)重度の更年期障害・つらい生理痛・心身の強い疲労感・冷え性などの改善には、比較的多めに(目安として約2〜3g程度)とることをお勧めします。この場合、目 に見えて即効的に効果が現れます。
     ただし漢方薬や他の健康食品同様、体質による摂取量の個人差がありますので、これらの数値を目安に、体調に応じて食べてください。また多く食べすぎると胃腸が重く感じられることがありますが、これは量を少な目に控えていただければこのような症状は解消され、問題ありません。
  5. マカは安全ですか?
     マカは天然の野菜です。様々な成分が含まれていますが、副作用を起こす可能性の無い量であると報告されています。この点で市販のビタミン剤などと比べ、優れているといえます。
     またインカ時代から現代まで、マカの服用により何らかの副作用があった例は、男女、さらに家畜においてもいっさいありません。マカを主食にしている地方もあり、このことからもマカの安全性は確認できます。
     さらにマカにはカフェインなどの刺激物質も含まれていないため、老人から子供まで安心して食べることができます。
     マカによる効果は化学合成薬物のような、何らかの成分で神経が一時的に刺激されているというものではありません。マカにバランスよく含まれる天然成分が、穏やかに総合的に人体に作用する結果なのです。マカは体に優しい、すばらしい健康食品であることが言えます。
  6. マカには媚薬的効果があるのですか?
     マカに関して、一時的な刺激を誘発する「媚薬的」効果は学術的には確認されていません。しかし、実際にマカを食べた人の中では「性的能力が上がった」、「性的不感症が改善された」などと話す人もいるそうです。ペルー現地からの報告によると、中高年の男性に関しては、品質の確かなマカを一定量(一日2g以上)食べると確かに効果があるそうです。このため現在マカを栽培しているある地方では、マカを媚薬の一種と考え、風紀上の理由から独身の若い男女はマカを食べてはいけないとしているところすらあります。
     これは、マカに含まれる亜鉛やステロイド類が原因ではないかと考えられています。特にステロイド類から生じる女性ホルモンは、更年期及び更年期以降の女性にとり、性交痛緩和などの効果が期待されています。このような性ホルモンには、性欲の向上効果があるといわれています。またミネラル類の亜鉛は、精子や精液を作る働きがありますので、現在問題になっている若い男性の精子数減少問題も解決出来る可能性も持っています。
     一方、マカの滋養強壮の効果で体質が改善された結果、性機能向上などの効果が現れたと指摘する人もいます。さらに現在ではまだ解明されていない、性機能に効果がある物質がマカにある可能性もあります。しかし、マカが食されてきた長い歴史の中で、副作用の報告はありません。よってこのような未知なる物質があったとしても、何ら問題がないと考えられます。

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なお本資料を作るにあたり、「COSMOS ANDINO S.R.L.」社のご協力を頂きました。

 

【お願い】
この資料はアルファリンクにて作成しました。転載等を希望される方は、あらかじめ弊社、アルファリンクまでご連絡頂きますよう、よろしくお願い申しあげます。

 

     

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