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*CITRIN®アメリカ、サビンサコーポレションの商標登録です。
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概要 |
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シトリン80は、南インドに自生するガルシニアカンボジアという果実の皮から生まれました。これにはヒドロキシクエン酸(HCA)という物質が含まれています。一般に体内に取り込まれた一部の糖分は脂肪として
蓄積されるのですが、このHCAはこの働きを抑制し、無駄な脂肪を体内に作らないようにします。
このHCAの構造はクエン酸にとてもよく似ています。このクエン酸はレモンやオレンジなど柑橘類の酸っぱい味のもとで、天然に多く存在します。そのため、化学的にも性質は似ており、天然由来の体に優しいダイエット食品です。
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有効成分 |
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(-)ヒドロキシクエン酸[(-)-L-hydroxyctric
acid、HCA]
【生理的作用】
脂肪合成の初期段階ではATP-クエン酸リアーゼという酵素が、砂糖などから生じたクエン酸をアセチル-CoAとオキサロ酢酸に分解します。このうち、アセチル-CoAは脂肪酸に合成されます。
ここでHCAはクエン酸の代わりにATP-クエン酸リアーゼと結合し、この酵素の働きを抑制します。このため、余分に摂取した糖分は脂肪へ変化せずに、グリコーゲンなどのエネルギーとして消費しやすい形で貯蔵され、その結果食欲を減らします。また、摂取したHCAは発熱などの代謝経路で分解されます。
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製法 |
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原料 ガルシニアカンボジア(Garcinia
cambogia)果実
- ガルシニアカンボジアの果皮を乾燥し、粉末状にします。
- 熱湯を加えてシトリンエキスを抽出します。
- 60℃に保った後、カキ殻由来のカルシウムを加えてHCAを安定化させます。
- pHを調整し、濃縮後、フィルターを使ってろ過します。
- この溶液を減圧乾燥し、生じたシトリンを粉末状にします。
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安全性 |
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急性毒性 LD50値:4g/kg以上(経口投与による)
成人男性(60kg)換算すると240g以上になります。
慢性的な副作用の報告はありませんが、過剰摂取するとおなかがゆるくなることもあります。
安全性の高い食品ですが、妊娠期および授乳期の摂取または幼児期の大量摂取は、控えた方がよろしいと思います。
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外観と特性 |
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性状:うす茶色の粉末で無臭
溶液:お湯、薄い酸性溶液に溶解、アルコールには不溶解
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標準摂取量 |
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1日3回、食事の30分から1時間前に0.5g程度(HCA量で0.25g程度)
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シトリンの歴史 |
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南インドの西海岸では、ガルシニアカンボジアを「ゴラカ」または単に「酸っぱいフルーツ」と呼んでいました。東南アジア諸国では、このフルーツの絞り汁や種皮を、カレーのスパイスの一つとして昔から使っており、古代インドの医学書「アーユルヴェーダ」には、この酸味により消化が進むと記されています。また、この酸味は微生物の発生を防ぐので、魚の保存にも効果がありました。一方、まれに、腸内微生物の下剤としての使われ方もあったようです。このように、
ガルシニアは食品として使われてきた歴史が長いので、とても安全であると言えるでしょう。
このガルシニアカンボジアの酸味は、主にヒドロキシクエン酸(HCA)によります。1969年に米国の生化学者、J.
ローエンシュタイン博士は、このHCAがATPクエン酸リアーゼという酵素の働きを阻害する結果、肥満の素である脂肪酸の合成を防ぐことを発見しました。その後、いくつもの研究が積み重なれ、現在のように安定した商品の供給に至っています。
SABINSA CORPORATION
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分析表 |
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商品名: |
シトリン80(ガルシニアカンボジアエキス) |
ロットナンバー: |
1804 |
1.外観: |
薄茶色のパウダー |
2.水溶性: |
温湯にはわずかに溶ける |
3.酸溶解度: |
酸性溶液に溶ける
溶液はクリアで、他の分子フリー |
4.ペクチン: |
無 |
5.(-)ヒドロキシクエン酸含有量: |
54.6% |
6.乾燥減量(105℃で): |
3.6% |
7.カルシウム(カキ殻)含有量: |
18.6% |
8.重金属:
鉛
砒素
カドミウム
水銀 |
<5PPM
<5PPM
<4PPM
<2PPM |
9.微生物プロフィール
トータルプレートカウント
糸状菌&酵母菌
大腸菌群
サルモネラ菌
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10,000CFU以下
1,000CFU以下
検出せず
検出せず
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シトリン80のFAQ |
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- シトリンは何処で収穫されていますか?
ガルシニアには何百もの種類がありますが、シトリンは南インドの西ガッツ山脈で有機栽培している、最高品質のガルシニアカンボジアから作られます。HCA含有量が高い時期に収穫し、一定の品質を保つよう、努力しています。
- HCAの働きは?
脂肪の素である脂肪酸を合成する酵素群の一つ、ATPクエン酸リアーゼの働きを邪魔します。普通、クエン酸がこの酵素と結びついて脂肪が作られていくのですが、クエン酸の代わりに
構造がとても似ているHCAが結合します。これで脂肪酸合成が抑えられ、脂肪が体内に貯まりにくくなります。
ご飯やパンなど、食品中の炭水化物はブドウ糖に分解され、エネルギーとして使われます。ここで過剰のブドウ糖は一度クエン酸になり、その後脂肪へと変わっていくのです。しかし、HCAの働きによりこの反応は起こりにくくなるので、クエン酸はブドウ糖に再合成され、血糖値が上昇して満腹中枢が刺激されます。この結果、人間は満腹感を感じ、無理のない食欲制限が出来るのです。
- シトリンはどのように食べるのですか?
シトリンはタブレットやカプセル、飲み物などで摂取することが出来ます。また、ウエハースやクッキーなど、他の食品に添加することも可能です。一日の目安として、食事の30分から1時間前に0.5g程度(HCA量で約0.25g)取ることをお勧めします。
- シトリンは安全ですか?
ガルシニアカンボジアの果皮は南インドで何世紀もの間、調味料や食品の天然防腐剤として使われてきました。この長い歴史の中、急性毒性や副作用の報告は全くありません。また、HCAを含む食品の研究は、シトリンを使って行われているため、HCA食品の中でシトリンだけが医学的に安全性を証明されていると言えます。
- シトリンと健康について
今日では、肥満が糖尿病や高血圧、ガンなどの生活習慣病の原因の一つであることはよく知られています。しかし短期間ダイエットは効果が続かず、また元に戻ってしまうことがよくあります。よって長期間にわたる体重管理が重要になるのですが、これは脂肪を減らしながら新しい脂肪を付けないことが必要です。
シトリンと上手につきあい、健康的な生活を送ってみてはどうですか?
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この資料はアルファリンクにて作成しました。転載等を希望される方は、あらかじめ弊社、アルファリンクまでご連絡頂きますよう、よろしくお願い申しあげます。
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