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概要 |
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古くから、女性は脚や腕のむくみに悩まされてきました。通常、適度な休息をとるとむくみは治まるので、これは病気と認識されていません。しかし、これをそのままにしておくと、大きな病気の元になる静脈瘤などが起こる可能性もあります。
むくみは、しばしば、ガン治療のためにリンパ腺を切ったときに起こる事もありますが、それは特殊な例で、血流が悪いために起こるのがほとんどです。
「血流が悪くなったため、むくんでしまう」とは、一体どういうことなのでしょうか?血管には、心臓から送り出された、新鮮な酸素や栄養分が豊富な血液が通る「動脈」と、各細胞から二酸化炭素や老廃物を運んで心臓に戻る「静脈」の2種類があります。脚にも当然、この2種類の血管は通っています。
動脈では、心臓(ポンプ)の強い押し出し力(圧力、すなわち血圧)により、血液は常に滞ることなく流れています。動脈は比較的圧力が高いため脚の先まで血液が送られるのですが、静脈では圧力が低いため、流れにくくなります。このように静脈で血液が滞ると、血管から血液中の水分だけが浸み出してしまいます。これが脚、特に太もも部に溜まり、むくみになるのです。リンパ腺でも同様なことが起こります。ずっと立って仕事をする人の方がむくみがひどいのは、立ち仕事で静脈やリンパ腺の血流が悪くなってしまうからです。
このように、むくみは冷え性と共に、女性に起こりやすい血行障害から起こる状態なのです。よってこのむくみを減らすためには、血行をよくするのが最も効果的であると考えられています。マッサージをするとむくみがとれるのは、このためです。
メリロートは、和名で「シナガワハギ」と呼ばれるハーブで、古くから、ヨーロッパでハーブティーとして、愛用されてきました。牧草としても使われるこの植物は、ユーラシア大陸に広く分布しています。
このハーブは、脚部のむくみをとり、血行をよくするハーブとして欧米で使われてきました。近年、脚部の部分的なダイエットに効果があるのでは、とのことから注目を浴びています。
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有効成分 |
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クマリン(Coumarin)
このメリロートに含まれる「クマリン」という物質には、静脈中から水分の浸出を抑える働きがあると考えられています。また静脈中に溜まる物質を取り除く働きもあるので、血流も良くなります。これらの作用から、脚のむくみをとり、太もも部が引き締まると考えられています。
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製法 |
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葉、茎、花などの地上部を収穫
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洗浄
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乾燥
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粉砕
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エタノール水溶液で抽出
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減圧条件下で濃縮
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マルトデキストリン・微粒二酸化ケイ素を添加
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スプレードライにより乾燥
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包装
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安全性 |
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急性毒性 LD50値:29.3g/kg(ラット、経口にて)
人間(60kg)に換算すると、約1.76kgになります。
大量に摂取すると、頭痛などが見られることもあります。
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外観と特性 |
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外観:
吸湿性の高い茶色の粉末
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一日の摂取量の目安 |
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当エキス粉末で、300mg〜3g程度(クマリン量に換算して3〜30mg程度)です。
摂取量に開きがあるのは、各研究により、摂取量が異なるためです。
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メリロートのいろいろ |
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分類:双子葉植物、マメ科、シナガワハギ属
学名:Melilotus officinalis
和名:シナガワハギ
英名:Melilot、(Yellow)Sweet clover
海岸、川岸、低地の道端や空き地などに生える二年草です。和名の「シナガワハギ」の由来は、東京の品川で最初に見つかった萩に似た植物とのことで、「品川萩」と命名された事に基づきます。もともとは、ユーラシア大陸に広く分布しており、そこから日本に帰化した植物と考えられています。
茎は20〜150cm、直立して枝分かれが多く、三つ葉のクローバー状の葉を付けます。夏に黄色く小さい花を咲かせます。
葉と種子はグリュイエールチーズ(スイス・フランスでよく作られる硬質チーズの一種)や、ポーランド産のウオッカ、タバコなどの香付けに使われます。牧草として使われることもしばしばあります。
民間薬的には、葉を乾燥させて、消化不良や頭痛、不眠症、筋肉の硬直を緩和させるハーブティーとしても使われてきました。近年、メリロートに含まれるクマリンが静脈瘤や血栓症の治療効果を持つことが注目され、様々な研究がなされています。
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メリロートエキスパウダー製品規格書 |
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原材料名 |
シナガワハギ(Melilotus
officinalis、マメ科シナガワハギ属)の地上部(葉、茎、花)など |
規格
Coumarin含有量: |
0.9〜1.1% |
性状
外観
乾燥減量(水分)
灰分
重金属
濃縮度
抽出溶媒
かさ密度
メッシュサイズ |
吸湿性の高い茶色の粉末
6.0%以下
10.0%以下
20ppm以下
5倍濃縮
50%エタノール水溶液
0.60〜0.70g/ml
60メッシュ |
微生物
総菌数
真菌類
大腸菌
サルモネラ菌
黄色ブドウ球菌 |
1,000cfu/g以下
100cfu/g以下
陰性
陰性
陰性 |
成分表
シナガワハギエキス
マルトデキストリン
(平均DE値:10〜20%)
微粒二酸化ケイ素
Top |
70〜98%
1〜29%
1%
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この資料はアルファリンクにて作成しました。転載等を希望される方は、あらかじめ弊社、アルファリンクまでご連絡頂きますよう、よろしくお願い申しあげます。
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